文科系理科系が嫌い

 会社で言うと事務系技術系でしょうか。そういうカテゴライズが嫌いです。私がいた大学院は理科系も文科系も学ぶ「エネルギー科学研究科」。両方の素養がないと単位が取れない、つまり卒業できない。そういうところにいたせいもあるのかもしれませんが、カテゴライズ化することが理解できないのです。
 理科系であっても言葉で人に説明しますし、文科系であっても統計学による厳密な検定が必要な場合もある。技術系なんていうけれど、技術の伝承はビデオやデジカメ写真が使われてきたのはごく最近の話で、それまでは見て学ぶとか、そういう状況だった。「暗黙知」を「言語知」に変えるときに、数字等を使ってきた例として技術伝承がある訳だが、見て学ぶことから、数字や言葉で学んでいくようになった。事務系でも数字や簡単な数学くらいは使っているだろう(これは体験していないので何とも言えないけれども)。
 だから、文科系理科系でわけるのは嫌いです。
 私は理科系卒ですが、技術も事務も何でもやります。