ゲゲゲの女房

映画版鑑賞。シネコンで1000円。

  • 「TVドラマは足し算、映画は引き算」というのがよくわかる。

というのが、NHK連続TVドラマの次にこれを見てすぐに思った感想。ある意味芯の部分は同じなのだけれども、ドラマはうまく足してあって6ヶ月(15分×6日×26週)でうまくなるように組まれている。一方、映画は約2時間(=15分×6日×4/3週)。これでうまく話を作ろうとしたら、削るところは見えてくる。うまく絞って作られた良作(ドラマもどちらも良作)。
実は原作本(武良布枝さんの本)はまだ読んでない。読もうかと思ったら図書館の予約65件。本は10冊。予約しても4ヶ月先。まあ、気がついたら読むか。かぶったところが実はぜんぜんどうでもよかったりして。

追加:いろいろネットを使って調べていて思い出したのですが、「もう昭和30年代の風景を撮ろうとしたら無理がある」ということを決定的に印象づける映画でもありました。随所で屋外シーンを使っているのですが、どう考えても「これって今だろう」って言うシーンが2,3カ所有りました。わざとかも知れません。そのことは多分昭和50年、60年代でもそうだろうかとも思いました。もうセット組むしかないんですかね。だから映画というやりかたっておもしろいと思うのです。