鴨川ホルモー
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 産業編集センター
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 334回
- この商品を含むブログ (450件) を見る
にて「唯一持っていった本」として記述しているが、もう5年も経つし、映画化もされ、文庫化もされたし、いいだろうということで、書かせて頂きたい。当然上の方を読んで頂いた上で、以下を読んで頂きたい。
万城目学の関西三部作の第一作であり、処女作である本作は、彼の学生時代の経験にさらに京都の神々やいいつたえなどを加えてフィクションとした名作であることは間違いない。ところで、ここで言う彼の学生時代の経験とは私の時代および経験とかぶっていることは間違いない。
第一刷のあとがきに以下のことが書かれている。重要なので引用する。
(今でも私は、この賽銭箱の前に立つと、決まって昔のことを思い出す。ここで踊った夜は雪が降っていて寒かったなあとか、(以下略)
私は冬には踊らなかったが、夏には踊った(某祭り企画)。秋にも踊った(某女子大企画)。そう、あれは「秘中の秘」だったのである。昨今企画の時に天気が悪いのは、吉田神社のたたりである。ちゃんと儀式をしなさい。やり方は原本に全て書かれている。
他にもあるが、キーワードだけ同じにして違う解釈を入れているものがある。「宵山協定」である。私の代で大問題になった。いまはあるのか、もうないのだろうなあ。
そうそう、例会は水曜日だった。
そして、京大/立命館大/龍谷大が選ばれたのは地政学的なものもあるが、サークルのつながりが影響していたことは想像に難くない。なお、京産大とはサークルのつながりは無かった。
あと、隔年入会にしたのは、彼なりのサークル観ではないかと推察している。
と書いてみたものの、やはり技術伝承には時間が必要だから、と言う理由にした方が格好が良さそう。
ところで、2010年1月24日のパネルクイズ アタック25の旅行を当てる最後の映像クイズの回答がこの作者だったことが最近判明。どんな映像だったかが非常に気になっています。ご存知の方教えてください。