将棋見るの好きです

http://d.hatena.ne.jp/Cheap/20120114/1326595000

の続き? 第2回電王戦とか、、、でもその前に。
まとめようと思ったけど、まとまらないままに書いてみよう。

将棋を「見る」のがどうも「好き」らしく、この間の電王戦も見てました。
いつからはまるようになったかは明確ではないのだが、おそらく、将棋イベントを手伝う機会があって(駐車場係だった)、その時に早く終われたので時間があまって大盤解説などを見ていたりしたころからだ思う。棋士がすごいなと思ったのは、そのイベントの時だ。昼食の弁当を食べているときや休憩の時には普通の人、というか、本当に自分たちと変わらない。若い人(確か菅井四段(当時)もいたような気がする)は本当に若い感じで変わらない。なにか出ているという訳でも偉ぶっている訳でもない。でも、イベントの時(指導対局)になると、オーラが出てくるというか、なんか違うものがその人たちの周りをまとっている。考えている熱気なのかもしれないし、わからないけれど何かがでている。それを見て、すごいなー、と思ったのだ。
その前にも伏線はいくつかあって、戦後初のプロ試験(瀬川晶司五段)やブログ(渡辺明竜王=今は三冠、及び、その嫁ブログ)などなどからかと思う。

「見る」といっても私の場合は「観る」ではない。あくまで「見る」なのだ。こんな状態だなとか、こっちが勝ちそうだなとか、わかんないなとか、そんな感じ。棋譜を並べたりとか書いてあるのを見て理解するとかそんな高いレベルではない(△5六歩▲〜〜〜とか見るとしんどくなる)。おやつがおいしそうとか料理がうまそうとか、あくまでその程度。自分でも指さない。駒の動かし方はわかる。あと詰め将棋は少ない(3手まで)のはなんとか。
会社でヒストグラムと散布図を合わせたマトリックス図を「みて」考えて攻めどころを決めることがあるのだが、そのときに「みて」を「見る」か「観る」か「眺める」かという議論をしたことがある。見るはただ見るだけ、観るはあーだこーだ考えて見る、眺めるはぼんやりしつつも少し考えて見るというような定義らしい。で、結局「観る」としたのだが、今回はこれでいくと、「見る」ということになる。

そういう将棋を見るファン(?)という立場から本を紹介。(私がきっかけになった本や勧めたい本)

先に挙げた瀬川晶司五段がプロになるまでの半生記(に近い本)。結局楽しむのが一番いいのかなと感じた。プロとアマの違いなど、興味深かった。
ブログ:http://segawa-challenge.at.webry.info
時折図面が出てくるけど、わかる時にはおもしろいです。(3/5など)
明日対局。

明日対局。

竜王のブログをまとめた本。とおもって図書館で借りてみたら、ブログ開始後10年分まとめており、少しもったいないかなとも思える感じがした。ボナンザ戦なども書かれており、今読むにはおすすめ。
シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代

シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代

タイトルだけで図書館で借りてみました。タイトルホルダーの考えや将棋界の周辺など面白い部分も多々ある。インタビューもあり面白い。ただ、やはり「観る」なんだよなあ。著者の棋力もあるせいもあるかもしれません。でも見る側にとってもぱらぱら眺めるにはいい本だと思います。