倉敷芸術科学大学オープンキャンパス

標記、午後から行ってきた。
漫画家の山田貴敏先生(代表作:Dr.コトー診療所)、浪曲師の春野恵子先生(電波少年のケイコ先生と言ったらわかりやすいと思う)の両客員教授による講義。
http://www.kusa.ac.jp/news/art20100715/
http://www.kusa.ac.jp/news/koho20100723/

時間の関係上、春野恵子先生の浪曲は聞けなかったのだが、あの当時の頃よりも関西弁ではんなり話されるようになり、人は変わることができるということを感じました。

山田貴敏先生の話。講義録やUstなど禁止令が出てるのでエッセンスだけでも。

  • いろんな人に会えて、いろんな経験ができること。人に何かを伝えるためには、リアリティが必要であり、それが無ければ伝えられない。
  • 紙媒体は残る。これから映像関係に入ってくるのはいい時期。漫画家61歳寿命説を考えると、同世代の高橋留美子細野不二彦、しげの修一、あだち充らがもう10年もしたら引退する。そうすると編集者なども変わってくる。育てる必要が出てくる。
  • 失ってはいけないもの。「やりたいことは何なのか。それを貫くこと。」

 常に人と違うものを描いてきた。おもしろいと思ったことを貫くことが必要。プロになるには、どうしたらおもしろくなるか、訴えられるか。
 編集者とのたたかい。Dr.コトーヤングサンデー(当時は人が580人死ぬマンガが一番だったらしい)。

  • 既にある池に石を投げ入れて波紋を起こす仕事ではない。空いた池に水を入れる仕事。
  • 交友関係。Dr.コトードラマ関係、等々
  • コトー役の吉岡秀隆は1ヶ月前からコトーになってたらしい。1冊本をぼろぼろになるまで読んで、2冊目もそこまで読み込んでコトー役をやったそうだ。
  • 安美錦と安荘富士。まじめで賭博はやってない。
  • ドラマ版でミナチンは長沢まさみだったかもしれないし、上野樹里だったかもしれないし、堀北真希だったかもしれない。井上真央だったかもしれない。(個人的には蒼井優で良かったと思う)
  • あとはマンガの書き方講座。30分。即興。ストーリーの作り方。何が欠けるかを知ること。重要なコマはどこか。空間の作り方、向きや方向、視点を変える。これは読みやすさを重視したもの。クリエイターとして重要なことは何か。


個人的には聞きに行ってよかったと思う。ただで120分。いい週末になった。